お知らせ

暗号資産（仮想通貨）のセミナーに行ってきました。

まず、「仮想通貨」という名称は「暗号資産」という名称に変更になり、今後は「暗号資産」と呼ぶべきなのだそうです。

そして、暗号資産（仮想通貨）の税務調査については、無申告の人が中心に狙われているそうです。
真面目に申告したのに計算が違っていましたというのとは違って、申告していないほうが悪質だから、これは当然と言えば当然ですね。

通常の税務調査と違うのは、広域情報技術専門官という専門の人が調査に来るということ。
税務署の調査官は、税務調査の現場に来ても、分からないのでずっと黙っているそうです。

恐ろしいと思ったのは「この専門の調査官はパソコンのデータを全部持っていく」と講師が言っていたことです。

さすがに、私は、暗号資産の取引に関する部分だけかなぁ、と思ったのですが、
悪質なケースは取引データを削除したりして隠ぺいする可能性もあるから、本当に全部持っていく可能性もあるとも思いました。

最後に、高齢者詐欺にビットコインが使われていたという話がありました。
ビットコインが大きく値上がりする前、高齢者詐欺の商材としてビットコインが使われていたというのです。

市場価格より高い値段で高齢者にビットコインを売りつけていた業者がいたようで、
高齢者はだいたい15万円/枚位で買わされていたようです。

その後は、ご存知の通りビットコインは急騰し、詐欺とはならず、詐欺に遭ったはずの高齢者はずいぶん儲かったという話。

世の中、何が起きるか分からないものですね。

菅原税務会計事務所